本屋さん

 今日も相変わらず雨です。気温は20前後と低く、若干肌寒く感じます。

 出版不況や書店数減少について度々ニュースで取り上げられますが、昨日また同様の記事を読みました。現在の書店数はおよそ1万4000店で、20年前の6割程度の数だといいます。様々な要因分析がなされており、業界関係者はいろいろと打開策を練って対応されていまが、現状の流れからすると、もう仕方のないことなのでしょう。私はいわゆる読書家ではありませんが、本屋さんが大好きです。図書館のように本がきちんと分類され整然と並べられた場所ではなく、多少ゴチャゴチャッとしていて、山積みされる本もあれば、そうでない本もある、あのカラフルな雰囲気の空間が好きなのです。好みの本だけでなく、さまざまなジャンルに目を通すことができるので、本屋さんに行くと店中をうろうろして、ついつい長居してしまいます。そんな本屋さんには、デジタル空間では得られない何か掛け替えのないものがあると思うのですが、やはり時代の流れには逆らえないのでしょうかね。

蕎麦か饂飩か

 雨は降っていませんが、曇り空です。湿度が高いのか、何となくべたつきます。

 私は外で、あまり麺類を食べないのですが、偶の機会で蕎麦か饂飩かというときには蕎麦を選ぶことの方が多いようです。東京には生粋の蕎麦好きで、お蕎麦そのものの味や食感を楽しむ方が沢山いらっしゃいますが、私の場合はどちらかというと、健康(単にカロリー)を考えて選んでいました。

 さて、先日、ある方がツイッターに『おそばを食べてもふとらない』と宣伝するある蕎麦屋の写真を載せてあるのを見て、「そばでも食べたら太るだろ、炭水化物の塊だし」「それは饂飩か蕎麦かを比較しての話だろ」と思い、ふとググってみたら、愕然としました。カロリーに関して言えば、饂飩よりソバの方が高かったのです。そう、ずーと私は間違った認識をしていたのです。自分の勝手なイメージが長年蓄積し、知らず知らずに定着して(思い込んでいてしまって)いたのでした。

 栄養の観点から細かく見ていくと、蕎麦は比較的にカロリーが高いとはいえ、栄養価が高いのでダイエットの効果が期待できるとのことでした。例えば、蕎麦はグリセミック指数( GI値)が低いため血糖値の上昇が遅く、食後のインシュリン分泌が緩やかになるとのこと。つまり、インシュリンには脂肪を生み出す作用があるので、その分泌が緩やかになるから、体が脂肪を溜め込みにくい状態になるということだそうです。また、食物繊維も比較的多いので便秘には効果的、ここでもダイエットに繋がります。ダイエット効果のほかにも、蕎麦はポリフェノールの一種「ルチン」を多く含むのでアンチエイジング効果があり、脳内出血・動脈硬化・高血圧の予防にもなるそうです。

 それから、実はもう一つ誤った認識があったのですが、それは消化の良し悪しです。江戸っ子のそばの食べ方として「喉越しを楽しむ」というので有名だったので、蕎麦はあまりかまなくてもよい、つまりは(饂飩よりも)消化がよいと思っていましたが、これも勝手な思い込みでした。饂飩の方が消化に良いそうです。ですから、例えば、速効パワーチャージしたいときや、風などで体が弱っているときなどには、饂飩がおすすめだそうです。饂飩の良さは他にもあって、ひとつには、栄養価は低いかもしれませんが、同時にカロリーも低く、不足分をトッピングで楽しむことができるという考えもありました

 ということで、誤った知識で蕎麦を食べていたとはいえ、栄養価の高いものであり、結果的には「よかった」ということですかね。さらに、饂飩にも優れたところがあることがわかりました。それぞれの良いところがわかったので、今後は、その場その場で蕎麦も饂飩も楽しめそうです。

遺伝子組み換え食品とラベル表示

 今日の空模様はどんより曇り空です。

 さて、私は、日頃スーパーで加工食品を買うときに結構な頻度でラベルを見ています。内容を確認したところで、意味不明なカタカナが並んでいて理解できない項目も多いですが、とりあえず目を通します。一方で、このご時世、食品添加物を気にしていたらきりがなく、結局はその時の気分や体調次第で適当に決めてしまいます。ただし例外があってそれは、そう、遺伝子組み換え作物(SMO)が使われているかどうかです。いまのところ私は、どうしてもSMOを信用できず避けています。実際にこの文字列をみたのは納豆のラベルだけですが、いつも「遺伝子組み換えでない」と記載されているものを購入しています。それゆえ、SMOは口にしていないと思っていたのですが、どうもそうではないようなのです。

 実は日本はSMOの輸入大国で、大豆・菜種・トウモロコシなどの輸入の7割から8割がすでにSMOになっています。これらの作物は自給率が高いわけではなく、大豆を例にとると輸入比率が8割ですから、国内消費量の実に半分以上がSMOということになります。それなのに、あれれ、SMOの表示をあまり見たことがない・・・。そう、そこにはいろいろなカラクリがあるようです。たとえば、大豆や菜種はその多くが醤油や菜種油などの加工に使用されますが、商品への表示義務はありません。また「遺伝子組み換えでない」の表示でも重量5%未満のSMOは許されているとのこと。私の好きなスナックも実はSMOを使っているというある調査報告もありました(ん~、食べる頻度がへる?メタボ対策にはいいかも!?)。これらは一例で、SMO表示にはさまざま例外措置があったのです。

 納豆ラベルの「遺伝子組み換えでない」に端を発しいろいろ調べると、SMOは食べてないと思っていた私ですが、そうではなく知らず知らずにのうちに口にしていたことがわかりました。また、世の中の現状を鑑みると、SMOを避けてはいられず、時には鈍感になることも必要かもしれません。メリット・デメリットのバランスの中で生活していくことが良いようです。

遺伝子組み換え食品に関するある調査

 本日の天気も相変わらずの雨です。しとしとと降る雨の音は時に心地よく嫌いではありませんが、こう続くと多少なりとも気が滅入ります。

 さて、ネットでニュースを見ていて「食品に関する米世論調査」(ピュー研究所)という記事が目に留まりました。内容は遺伝子組み換え食品(GMF)に関する理解や対応にてついてのアンケート結果です。まず面白いなと思ったのは調査対象者の分類でした。日本だと、性別・年代別ぐらいで比較するところ、さすがピュー研究所、米国社会の多様性ということもあるでしょうが、他の観点からも分析していました。報告では、まずは成人全般による分析、次に性別、ここで人種別(白人/黒人/ヒスパニック)がきて、年代別の順に記載されています。続けて、学歴別(大学院/大学/短大/高卒以下や文系/理系)および科学的知識の浅深、さらに共和党/民主党、保守/革新/中道まで区分けされています。

 いくつもの細かい分析がなされていますが、「へーそうなんだ」思ったのが、高学歴なほどGMFは安全だと思っていることでした。私個人としては高学歴な人ほど知識が豊富で、またGMF推進者らの「大丈夫」というだけの言葉に惑わされず、そもそも遺伝子組み換え作物(GMO)の解明などなされていないので、懐疑心が増すのでではないかと思っていたのですが、違っていたようです。正しくは、知識が少ないからこそ、何が何だかわからず不安になって信用できない、あるいは無意識の記憶それとも直観から何かおかしい、と判断したのでしょうか(ちょっとバイアスがかかっているかもしれませんが)。

 GMFそのものに対してざっくり言えば、およそ6割が「安全でない」と回答していました。またこの調査を引用したある記事(“BUSINESS INSIDER”)では、「研究者や専門家はGMCの健康への影響を正確に理解していると言えるか?」の問いに対し、回答は「いいえ」が圧倒的に多かったということに焦点を当てていました(注:グループ間に差はほとんど無く約7割がそのように回答)。

 米国はGMOの輸出入でEUと侃侃諤諤の遣り取りをしており、GMO/GMF推進大国であると思って(勝手に思い込んで) いて、米国民もある程度は受け入れているだろうと推察していました。しかし一方で、最近の米国のヘルス・コンシャスからすると、本当のところ米国民はどう考えているのだろうと思い巡らしていたのですが、この調査結果をみて、「やっぱりそうだよな!」と納得したところです。とはいえ記事の論調を離れると、米国民の6割がGMOは安全でないと思っている、言い換えるとGMO/GMFは安全であると考えている米国民が4割もいるという事実に、私個人としては驚きを感じたのですが・・・。日本はどうなのでしょうか。

自分にエール

 今日は朝からザーザーと雨音が途切れません。

 個人的な感覚では近年、梅雨期間中にまとまった雨に見舞われた感じがしていなかったので、久しぶりに梅雨というものを感じています。ですが、実は今年の傾向としては、例年より少雨、ということのようです。この不思議な感覚はなにかと考えると、あはっ、気づきました。ブログを書き始めるにあたって、筆不精の私はまず天気のことから書き始めることにしていたのです。つまり、天候をそれほど気にしていなかった私が、ブログを書き始めたことから天気への意識が増しているようです。まあ、白状すると、ブログ開始から3日目にしてすでに何を書こうか困ってしまっていたので、天気で誤魔化そうと書き始めたわけですが、ちょっとした自分の変化に気付いた次第です。

 このブログは、気づいたことを基に情報を収集・処理し、奥を深め、思考を整理して、それを言語化する、ということの大切さを知って始めたわけですが、もうその難しさを思い知らされています。ちょっとずつでもいいから前に進んでいこうと、「がんばれ!」と自分にエールを送って今日はおしまいにします。

半夏生

 朝からしとしと雨降りです。

 雑節では本日7月2日は「半夏生」といい、半夏(烏柄杓)という毒草が生え、多湿で不純な頃とされているそうです。

 農家さんたちの間ではこの日までに田植えを済ませるという風習があり、このとき関西では豊作を祈ってタコを食べたそうです。「稲の根がタコの足のように四方八方と根付きますように」「稲穂がタコの足(吸盤)のように立派に実りますように」という願いがこめられているとのこと。また今では栄養学的に、タコにはアミノ酸の一種であるタウリンが豊富に含まれていて、田植えを終えて疲れた体を癒してくれ、実利もかなっていたといえます。こういう昔からの風習には、その表現から眉唾物に思いえることでも、実は遠くで何かに繋がっており何らかの恩恵を得ることがあって、なかなか面白いです。

 ところで、昨夕スーパーに行ったら、タコが半額なのにたくさん売れ残っていました。そとのときは、バイヤーさんが市場でたまたま安かったりして単に見誤ったのかなと思ったのですが、実は背景に「半夏生」もあったのではなかろうかと今になって思います。実はこの地は関東で、タコ云々の風習は無かったはずにもかかわらずです。つまり、関西の恵方巻の習慣が最近コンビニの戦略をきっかけに全国に広まったように、誰かが思いついた(仕掛けた?)のかもしれないと考えたのでした。だだ、その業界に無縁の私なので全くの想像ですがね。

人生初ブログ

 今日から文月です。一年の後半が始まりました。外は朝からしとしと雨降りです。

 「夏越の祓」の日(水無月末日)にHatenaBlogに登録して本日開設しました。ICTが苦手でブログを自分で書くなどとは全く思っていなかったのですが、プレジデントオンラインの『平日は毎日800時「つぶやき」で試行整理―マネックス証券社長兼CEO 松本 大』という記事に啓発されて一念発起してやってみることにしました。

 さてさて、ここまでの文字数は200字弱。800字には程遠いですが、まあ、初めてということで良しとしましょう(自分に甘すぎですかね!)。