遺伝子組み換え食品とラベル表示

 今日の空模様はどんより曇り空です。

 さて、私は、日頃スーパーで加工食品を買うときに結構な頻度でラベルを見ています。内容を確認したところで、意味不明なカタカナが並んでいて理解できない項目も多いですが、とりあえず目を通します。一方で、このご時世、食品添加物を気にしていたらきりがなく、結局はその時の気分や体調次第で適当に決めてしまいます。ただし例外があってそれは、そう、遺伝子組み換え作物(SMO)が使われているかどうかです。いまのところ私は、どうしてもSMOを信用できず避けています。実際にこの文字列をみたのは納豆のラベルだけですが、いつも「遺伝子組み換えでない」と記載されているものを購入しています。それゆえ、SMOは口にしていないと思っていたのですが、どうもそうではないようなのです。

 実は日本はSMOの輸入大国で、大豆・菜種・トウモロコシなどの輸入の7割から8割がすでにSMOになっています。これらの作物は自給率が高いわけではなく、大豆を例にとると輸入比率が8割ですから、国内消費量の実に半分以上がSMOということになります。それなのに、あれれ、SMOの表示をあまり見たことがない・・・。そう、そこにはいろいろなカラクリがあるようです。たとえば、大豆や菜種はその多くが醤油や菜種油などの加工に使用されますが、商品への表示義務はありません。また「遺伝子組み換えでない」の表示でも重量5%未満のSMOは許されているとのこと。私の好きなスナックも実はSMOを使っているというある調査報告もありました(ん~、食べる頻度がへる?メタボ対策にはいいかも!?)。これらは一例で、SMO表示にはさまざま例外措置があったのです。

 納豆ラベルの「遺伝子組み換えでない」に端を発しいろいろ調べると、SMOは食べてないと思っていた私ですが、そうではなく知らず知らずにのうちに口にしていたことがわかりました。また、世の中の現状を鑑みると、SMOを避けてはいられず、時には鈍感になることも必要かもしれません。メリット・デメリットのバランスの中で生活していくことが良いようです。